北海道コンサドーレ札幌はアルビレックス新潟に0-1の完封負けを喫し、今季初の2連敗を喫した。札幌厚別の改修工事前最後の試合を飾れなかった。

後半8分にパスで崩され先制を許し、同18分に抜け出したMF金子拓郎(25)が倒され得点機会阻止で相手が1人退場。数的有利となったが生かせず、3バック中央で先発したDF岡村大八(26)を前線に上げるパワープレーも実らなかった。ペトロビッチ監督(65)は「なかなか我々本来の攻撃の形をあまり出せなかったゲームだった」と話した。

5試合ぶり勝利を信じ、雨にぬれながら声援を送り続けたサポーターに歓喜を届けられなかった。後半31分に右CKからMF金子が放ったシュートは左ポスト直撃でわずかにゴールを捉えられず。「ああいうところを決めきらなきゃいけない。ゴールやアシストで勝たせられたら良かった」と悔やんだ。

2分け3敗で5試合連続未勝利。Jリーグは3週間の中断期間に入り、次節は8月。岡村は「守備の踏ん張りが足りない。こういうゲームでしっかり失点をゼロに抑えることが必要。もう1回引き締めてやっていけたら」と課題克服を掲げた。