川崎フロンターレMF大関友翔(18)がバイエルン・ミュンヘン戦で、“プロデビュー”を果たした。

クラブの下部組織で10番を背負った有望株。今回は親善試合のため、公式戦デビューにはならないが、4万5289人の観衆の前で後半30分からピッチに立った。「出るために一週間準備してきた。少しは自分のプレーを出せたかなと思いつつ、もっともっとやんなきゃいけないなっていうのもあります」と冷静に振り返った。

今シーズンからトップに昇格し、天皇杯で2度ベンチ入りを果たしたが、出場機会がなかった。いきなりブンデスリーガ11連覇中のスター軍団と相対した。オフシーズンで過密日程ということもあり、ピッチに入ってからそこまでプレッシャーは感じなかった。「練習中から狭いコートでやってるので」とサラリ。

相手も味方も疲れが見える中、監督からは「どんどんボールを受けてほしい」と送り出されたという。「チーム全体が守備に追われてきつい時間でもあったので、少しボールを持つ時間っていうのはなかったなっていうのを外から見てて思ったので、たくさんボール触ってリズムを作ったり、ボールの落ち着かせるところを作るっていうのは意識して入りました」。効果的なポジショニングやパスでチャンスを演出するなど、デビュー戦とは思えないほど堂々とプレーし、サポーターをわかせた。

ABEMAで解説を務めた槙野智章氏から「大関はいい選手ですね」、鄭大世氏からも「立ち位置が大島僚太みたい」とその振る舞いを絶賛されていた。

「やっぱりこの4万5000人の前でプレーできたことと、バイエルンとやったことは、本当に自分のサッカー人生においてすごい成長させてもらったと思います。ただ、まだ公式戦デビューができてない。デビューできるように、今日感じたことを麻生(グランド)に帰ってまた1からやっていきたいなと思います」

「18歳という年齢は世界的に見て若くない」と語る新星が強烈なアピールに成功した。【佐藤成】