J2ロアッソ熊本が、J1のFC東京を2-0で破り、準々決勝進出を決めた。

東京に育てられた平川と松岡がゴールを決め、金星を奪った。前半4分に平川がPKで先制点を奪うと、後半9分に松岡が追加点。東京がシュート15本、熊本が13本という打ち合いを制した。平川は「リーグ戦で勝てていない中、しっかり勝ててよかった」と、安堵(あんど)の表情を見せた。

キャプテンマークを巻く平川は、東京ユース時代は日本代表MF久保(Rソシエダード)と並ぶエース格。プロ契約も2人そろって勝ち取った。しかし久保が海外挑戦を実現させ、A代表まで駆け上がる一方、東京でなかなか出番を勝ち取れず、期限付き移籍を繰り返し、22年に熊本に完全移籍した。「絶対負けたくなかったし、成長した姿を見せたかった」。この日にかける思いがあった。

これでJ2勢で唯一の8強進出。クラブの歴史をつくった。「自分たちのサッカーを考え直しながら、リーグ戦に向かいたい」。冷静に話す口調にも、自信をみなぎらせた。サガン鳥栖との3回戦に続き、J1勢に連勝。前回大会はヴァンフォーレ甲府が勝ち取ったタイトルへ、同じJ2の熊本が突き進む。