サッカー部員が全裸で土下座をさせられ、その様子を撮影されるいじめを受けていたことが発覚し、活動自粛している高校サッカーの強豪、熊本県立大津高が、全国選手権熊本予選の出場を辞退する可能性が浮上していることが12日、明らかになった。
現在、男子部員230人ををかかえるサッカー部は活動自粛中で、取材対応した西野俊一郎副校長によると「面談を中心に生徒の不安感を取り除くことに力を入れて取り組んでいる」といい、しばらく面談が続く状況にある。
現状について「活動解除をいつするとか、試合に出る、出ないとか、今、検討中。面談などの対応を見ながら決めます」という。今月29日が初戦の全国選手権熊本予選出場辞退もあり得るかの問いには「そうですね。そうならないように、いろんな問題や、今後対応すべきことに取り組んでいる」と話した。
参戦中の高円宮杯U-18プレミアリーグ西地区への復活メドも立っていない。8日の神戸ユース戦に続き、西野副校長は「自粛中なので、出場はしない予定です」と15日東福岡戦も辞退。今後も未定だ。
21年度全国高校選手権準優勝に続き、今年1月の22年度も4強入り、50人超のJリーガーを輩出した冬の風物詩の名門が、出場辞退の危機に直面している。
いじめ問題は、昨年1月、当時1年生だったサッカー部の男子生徒(現3年)1人が、全国高校選手権の応援先の宿舎で、他生徒の部屋に呼び出され、先輩にあだ名をつけたと疑われ、謝罪することを強要された。その際、服を脱ぐように言われ、全裸で土下座させられ、その様子が写真で撮影された。この大会は準優勝しており、その裏で起こった重大事態だった。



