J2王者のFC町田ゼルビアが、初J1に向けてドイツ2部ハノーバーの元日本代表DF室屋成(29)の獲得に乗り出していることが29日、分かった。

青森山田高時代に黒田監督が指導し、16年リオ五輪や19年アジア杯に出場した右サイドバック。20年夏に東京からハノーバーへ移籍し、通算100試合出場を迎えていた。関係者によると、今季はベンチスタートが多い状況も鑑みて意向を調査してきたという。

ヴィッセル神戸DF菊池流帆(26)もオファー候補。同じ青森山田高卒、黒田監督の母校である大体大出身。J1首位の神戸で昨季まで定位置をつかむも、今年3月に左膝手術。全治8カ月だが復帰後の共闘を探っていく。

ベルギー1部シントトロイデンGKシュミット・ダニエル(31)やフランス2部オセールFWオナイウ阿道(27)ら近年の代表クラスもリストアップ。藤田晋社長は優勝セレモニーで「優勝争いできるようなチームを目指す」と宣言した。