大宮アルディージャのJ3自動降格圏となる21位が確定した。アウェーで2位の清水エスパルスに0-4で敗れて勝ち点39のまま。最終節を残してJ2残留圏の20位以内に入る可能性がなくなった。

前半2分に清水のFWチアゴ・サンタナに先制点を献上。相手のクロスボールをクリアできず、こぼれ球を蹴り込まれた。1年でのJ1復帰を目指す清水に終始押し込まれ、前半終了間際にもMFカルリーニョス・ジュニオに追加点を許した。後半も途中出場のDF岸本武流に左足でミドルシュートを決められ、MF乾貴士には今季10ゴール目を許した。

今季の大宮はホームでは開幕4連勝を記録したが、アウェーで6連敗。4月12日の群馬戦でホーム初黒星を屈すると、以降はクラブワーストの15戦勝ちなし(2分け13敗)で最下位に低迷した。

5月中旬に相馬直樹監督が解任され、原崎政人ヘッドコーチが監督に昇格。新監督は18歳のDF市原吏音(大宮U-18)など若手を積極的に起用し、大卒新人のMF高柳郁弥、FW室井彗佑(ともに東洋大)らも台頭した。9月24日の徳島戦からは4連勝とシーズン終盤に巻き返したが、及ばなかった。

クラブは05年のJ1初昇格から10年連続でJ1に在籍。MF家長昭博(現川崎F)が11ゴールを挙げた16年には5位に躍進した。だが、17年に最下位でJ2に降格すると、20年からは15位、16位、19位に低迷し、今季はJ3自動降格圏の21位に終わった。

J2クラブライセンスのないFC大阪がJ3で2位以内に入ればJ3降格は免れるが、J1経験チームがJ3降格となれば、大分トリニータ、松本山雅FCに次いで史上3チーム目の屈辱となる。

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