サンフレッチェ広島のドイツ人、ミヒャエル・スキッベ監督(58)が3年目となる来季も続投することが3日、決定的になった。クラブは近く、正式要請する。

就任1年目の22年は、ルヴァン杯で初優勝に導き、J1の優秀監督賞を受賞。今季は無冠だったものの、リーグ戦で2年連続3位という好成績で終えた。

この日はスコアレスドロー濃厚の後半終了間際、DF荒木の劇的な決勝点が生まれて2連勝。引き分けていれば、4位に転落するところだった。

MF満田が故障離脱した夏こそ苦しんだが、メンバーがそろった最後の12試合は、8勝3分け1敗と猛スパートをかけての3位。

クラブは来季から、広島市中区に完成間近のエディオンピースウイング広島に本拠地を移す。その記念すべき元年となる24年は、スキッベ監督の集大成のシーズンとして9年ぶりのリーグ制覇を目指す。