鹿島アントラーズの新体制発表が21日、鹿嶋市内で行われ、MF柴崎岳(31)が今季の主将に就任したことが発表された。副主将はFW鈴木優磨とDF植田直通。柴崎は背番号「10」のユニホームを着て登壇。チームを代表し今季の決意を語った。

主将はポポビッチ監督の指名で、吉岡宗重フットボールダイレクター(FD)を通じて打診があった。すぐに引き受けることを決意し「これまで(主将の)腕章は巻いたことはありますが、プロで主将は初めて。僕にも一長一短がありますし、そこを(鈴木)優磨、(植田)直通、ベテランの土居が補ってくれると思う。全員でいいチームを作りあげていきたい」と話した。

今季は背番号「10」を背負う。昨季まで背負ったMF荒木遼太郎がFC東京へ移籍。当初は「新時代の選手がつけるべき」と考えていたが、背番号「10」が空き番号になるのは避けたいと、自ら「できれば、つけさせてもらえませんか」とクラブに話し決定した。

今季は主将、「10番」に加え選手会長も務める。1人3役の大役だが「僕自身の覚悟の表し方。今季タイトルを取りたいという覚悟の表れ。チーム全員で勝ちとって、サポーター全員でシャーレを掲げる風景を見たい」と力強く話した。【岩田千代巳】