J1サガン鳥栖は22日、佐賀・鳥栖市内で練習を一般公開。チーム始動からフルコートを使った初の実戦形式を行い、昨季課題の守備面改善などを確認した。川井健太監督(42)は、特に新加入の守備陣に期待を寄せた。

セレッソ大阪から完全移籍のベテランDF丸橋祐介(33)らが加わった最終ラインについて、就任3年目の指揮官は「昨年に比べ、高さや強さがある。最終ラインのキャラクターは必要だった。来てくれて良かった」と新旧融合に早くも手応えを見せた。

丸橋は、セレッソ大阪の下部組織から09年にプロ契約を結んだ左サイドバック。J1通算311試合18得点で、17年のルヴァン杯と天皇杯の2冠獲得に貢献。日本代表候補にも選ばれた経験があり、豊富な経験が魅力だ。

川井監督は丸橋について「始動からチームを活気づけている。非常にいい印象」と話し、強烈なリーダーシップでけん引している。丸橋も「強度高く、コミュニケーションを取りながらやって行けている。もっと精度を上げて行きたい」全体練習後もCKから左足キックを繰り返し自主練習。新天地での活躍を心待ちにしている。