サッカー部員の全裸いじめ騒動で世間を騒がせた大津(熊本)において、一時指導自粛していた山城朋大監督(34)が現場復帰したことが29日、分かった。復帰は9日付。だが、平岡和徳総監督(58)総監督は当面、指導自粛を続ける。

西野俊一郎副校長は、山城監督の復帰理由について「自粛していたが、サッカー部の改革、改善が進んだ。選手権でひと区切りついたことで、指導者としての復帰を判断した」と説明した。

昨年10月初旬、22年1月に当時1年生のサッカー部男子生徒(現3年)1人が、全裸で土下座をさせられ、その様子を撮影されるいじめを受けていたことが発覚。重大事態を受け、平岡総監督が指導を自粛し、山城監督も責任をとって退いていた。