鹿島アントラーズに新加入したFWアレクサンダル・チャブリッチ(29)が31日、宮崎キャンプで取材に応じた。

セルビアの世代別代表の経験を持ち、スロバキア1部スロバン・ブラチスラバから期限付き移籍。186センチの長身で、スピードが持ち味と自負している。

昨季の23-24年シーズンは30試合15得点。今季も15試合9得点と結果を残していた中で移籍を決めた。「いたチームで安定した状況になっていたけれど、自分の中で新しいチャレンジを模索した中、鹿島からオファーをもらって、新しいチャレンジをしたいと加入を決めた」と明かした。

数年前まではウイングが主戦場だったが、今はセンターFWが主戦場。コンバートとともに、得点が増えており「ウイングだと守備で体力を使わなくてはいけなかった。真ん中のポジションに変わってから、得点が伸びていった感じ」と説明した。

29日に来日し、翌30日から合流。同日のJ2徳島ヴォルティスの練習試合を見て、新任のランコ・ポポビッチ監督が目指すコンビネーションでの崩し、ボールを失った後の切り替えの速さを間近で体感した。

時差ぼけについては「昨日よりはいいよ」と笑い「移籍の準備で10日間ぐらい体が動かせなかったことも打ち明けた。ただ、まだ開幕までは3週間ある。コンディションを上げていきたい」と先を見据えた。

愛称は「チャッキー」。「自分が全力を尽くしてタイトルを取るために全力を出し尽くす」と誓った。