サッカー元日本代表監督で日本協会副会長の岡田武史氏(67)が23日、大阪市内で「中高生が夢中になる学校の選び方」を考えるシンポジウムに登壇した。

今年4月開校予定のFC今治高校里山校の学園長を務める岡田氏。教育の領域へ足を踏み入れる前から「教育は社会に出るための準備だと思っていて、社会がこんなに変わっているのに教育は一緒でいいのか」と疑問に思っていたという。

新しく設立される高校では、午前中に座学をし、午後からは校外に出て体験し学びを深めるプログラムを実施。

これからの時代には「主体性が必要。そしてみんなの主体性を引き出しながらも巻き込んでいくようなコミュニティーが必要になる」として「違いを受け入れて、コミュニティーを作れるキャプテンシップを持った人材を育てたい」と教育の理念を話した。

シンポジウムには、灘中・高で教員をしていた村上恒夫氏らが登壇。新しい教育の体現に向け、意見交換を行った。