FC東京のMF荒木遼太郎(22)がサンフレッチェ広島戦で、同点ゴール後にお辞儀パフォーマンスを行った。

0-1の後半26分に、ホームサポーターの目の前で、ゴール右上に打ち込む貴重な同点弾を決めた。「最高っす」。

あいさつ代わりの一発後、サポーターに向けてパフォーマンス。先輩DF長友佑都(37)のような和式のお辞儀ではなく、西洋貴族のあいさつ風に、右手を上から下げつつ、左手を腰に回して上体を倒すエレガントなスタイルに「考えていました。ホームでやろうかなと」。その意味を問われると「よろしくお願いしますっていう」と明かした。ゴールと同様、ファン、サポーターへの愛を示す美しいパフォーマンスだった。

ホーム開幕戦は引き分けに終わり、2戦勝ちなし。次戦はヴィッセル神戸と再び本拠地で戦う。「やはり早く勝利をサポーターのみんなと喜び合えたらなという風に思ってます」。次は自身の得点で、チームに今季初白星をもたらす。【佐藤成】