J2清水エスパルスの期待の助っ人が、早期デビューに意欲を示した。トルコ2部・コジャエリスポルから加入したブラジル人FWドウグラス・タンキ(30)が13日、会見に臨んだ。今月5日の来日後にメディカルチェックを経て、この日までに正式契約を締結。練習でもフルメニューをこなすと、「多くのゴールを決めてチームに貢献したい」と決意表明した。

過去には群馬や新潟に在籍。日本でのプレーは自身3クラブ目となる。タンキは「また日本でやりたいと思っていた」。清水からの獲得オファーには即決したという。群馬や新潟ではケガの影響もあり、思うような結果を残せなかった。消化不良に終わった過去の苦い経験も今季にぶつけるつもりだ。

持ち味は188センチの屈強な体格を生かしたプレー。強烈な左足のシュートも持っている。攻撃だけでなく、前線からの献身的な守備も特徴の1つ。内藤直樹強化部長(55)は「日本では再チャレンジとなる。得点力に期待したい」。選手登録が済めば、最短で16日のホーム大分戦から出場が可能。1日でも早い清水でのデビューを見据え、急ピッチでコンディションを上げている。

前所属クラブの退団後は、母国ブラジルに戻り、ジムでのトレーニングを積んできた。タンキは「個人の目標はあるけれど、1番はクラブがJ1に昇格すること」。新たな得点源候補はチームのために死力を尽くす。【神谷亮磨】

◆ドウグラス・タンキ 1993年10月27日、ブラジル生まれ。同国のグアラニFCでキャリアをスタートさせ、Jリーグでは群馬と新潟でプレー。Jリーグ通算14試合出場3得点。188センチ、92キロ。左利き。

 

 

 

 

○…大分戦では来場者の先着1万4000人に、クラブオリジナルの「ONE FAMILYシティマフラー」が無料で配布される。クラブスローガンのロゴと、清水の象徴的な景色がデザインされたマフラーで、来場者1人に1個プレゼント。限定数に達した時点で配布は終了となる。この日、新加入のブラジル人FWタンキも会見後にマフラーを掲げ、来場をPRした。