柏レイソルはシュート12本を放ちながらも名古屋グランパスにセットプレーから2失点し、今季初黒星を喫した。

パリオリンピック(五輪)世代で、U-23日本代表に選出されたFW細谷真大(22)は、シュート0本に終わり、後半29分に交代した。相手からマンツーマンでマークされ「もっと起点をつくりたかった。起点をつくれなかったのが、今日のいい攻撃が見せられなかった原因だった」と悔やんだ。

細谷は今季はまだ無得点。同じU-23代表のMF荒木遼太郎(22=FC東京)は今季4得点で、FW藤尾翔太(22=FC町田ゼルビア)も2得点を挙げている。「自分は周りを気にしないタイプ。代表では同じ仲間なので」としながらも「ゴールがないのは現状なので。まずはチームのために走りながら、足りていないゴールに向き合ってやっていきたい」と前を向いた。

 1月はA代表でアジア杯カタール大会のメンバーに入った。パリ五輪予選を兼ねた4月のU-23アジア杯は、海外組の招集が難しく、エースの細谷に期待がかかる。「最終予選もカタールで出来る。アジア杯での悔しさがあったので晴らしたい。最終予選のメンバーは分かりませんが、結果に応えられるようにしたい」とリベンジを掲げた。