鹿島アントラーズが、川崎Fから15年以来9季ぶりに勝ち点3を奪った。

若手中心の相手に前半失点する嫌な流れも、後半2分に同点。大ピンチを脱した直後、DF植田のロングフィードに抜け出した新加入FWチャブリッチが、GKとの1対1を制して追いついた。直後の後半5分、MF名古が高い位置でボールを奪ってクロス。ポストのはね返りをFW鈴木が押し込んだ。リーグ戦4分け12敗だった難敵を下す決勝弾に「前節町田に負けて、連敗しなかったことが大きい」と振り返った。

後半30分には川崎FのFWマルシーニョが退場。昨季もホームで数的優位に立ちながら、逆転負け。今年はDF植田を中心に「去年とは違うところを見せよう」と声をかけ合い、集中した。「今日、負けているようでは優勝はないと思っていた。逆転して勝てる力を示せたこともチームとしていい方向になっている」と植田。大きな1勝を得た。

【J1】京都-横浜、鹿島-川崎F、湘南-浦和/スコア速報