湘南ベルマーレが浦和レッズと壮絶な打ち合いの末、4-4で引き分けた。

DF畑大雅(22)が後半23分から左のウイングバック途中出場し、持ち味を発揮した。

今季から採用されている4-4-2システムの際はサイドハーフ起用となっていたが、この日の3-5-2システムの場合は従来通りウイングバックで出場となった。積極的な駆け上がりでサイドを活性化させた。

出場機会がなかった前節を除くと、6分、14分、22分と徐々に出場時間を伸ばしている。この日は日本代表で長く活躍した酒井宏樹(33)とマッチアップし、堂々とやり合った。「意外とやれるなという感覚はありましたし、ああいう強い選手といっぱいやるために、しっかり頑張りたい」。試合後には、柏レイソル時代の同僚である茨田陽生(32)を通じて酒井からユニホームをもらったという。「ピッチ上ではバチバチでしたけど、テレビの人という感じだったので、うれしかったですし、楽しかった」と表情をほころばせた。

15日に発表があった国際親善試合に臨むU-23日本代表からもれた。「試合に出ていなかったら当たり前。それはそうだなと。チームで出ていないと呼ばれない」。4月にはパリオリンピック(五輪)アジア最終予選を兼ねるU23アジアカップが始まる。「そこまでには試合に出ている状態で、もう1回呼ばれるように頑張りたい」と静かに闘志を燃やした。【佐藤成】

【J1】京都-横浜、鹿島-川崎F、湘南-浦和/スコア詳細