セレッソ大阪DF登里享平(33)が29日、3連勝が懸かる30日の湘南ベルマーレ戦(ヨドコウ)に向けてオンライン取材に応じた。

「湘南はアグレッシブにプレスにくるし、全員がハードワークして組織的に戦ってくる。相手の矢印、勢いをしっかり見ながらコントロールしたい」

川崎Fから新加入した大ベテランは今季、開幕からここまで全4試合に左サイドバックで先発。状況に応じ、中盤でビルドアップに加わるなど、巧みな技術、戦術眼を披露している。

1月の新入団イベントではC大阪のチームカラー、ピンク色のシューズを履いて登場。「この街をピンク色に染められるように、自分が昇り竜になって、てっぺんまで導きたい」と宣言していた。

最近では、自宅で使う歯ブラシまでピンク色にし、この日着用したパンツまでピンク色だったことで、周囲から「セレッソ愛がすごい」と言われたという。東大阪市生まれで小、中学生時代はC大阪のサポーターだった。

今回の移籍で家族も先日、関東からようやく大阪に引っ越してきた。「いつも家族に支えてもらっている。心強いし、もう1つ、2つギアを上げていきたい。もっといいパフォーマンスができると思う」と、精神的なプラスアルファも強調した。

C大阪が今節の湘南に勝ち、上位の結果次第で、3位から登里の言う「てっぺん(首位)」に立つ可能性がある。