柏レイソルは、シュート19本を浴びせながらも1得点に終わり、セレッソ大阪と引き分けた。

今季、J2熊本から加入したMF島村拓弥(25)が2列目の右でJ1初先発し、同点弾をアシスト。先発起用に一発回答で応えた。0-1の前半20分、島村がドリブルでゴール前に進入し、相手DFを引きつけMFマテウス・サヴィオに落としのラストパスを送り、マテウス・サヴィオがネットを揺らした。

島村は米大リーグ・ドジャーズの山本由伸投手(25)と小学校、中学校の同級生で幼なじみ。J1初出場となった3月2日の神戸戦では、途中出場で決勝点をアシストし、今回は、J1初先発でアシストと「持ってる男」だ。島村は「最初に失点してしまったのでよくなかったが、気にすることなく点を取りにいった。アシストできたのは良かった」と振り返った。チームとして再三の好機を決めきれず、引き分けに終わったが、島村は「もっとチャンスの回数を増やせば得点も入る。チャンスをつくれるようにやっていきたい」と前を向いた。