セレッソ大阪は12日、7月24日にヤンマースタジアム長居で、ドイツの強豪ドルトムントと親善試合を行うことを正式発表した。キックオフは午後7時15分。

「ユーロジャパン・カップ2024」と題して開催されるこの試合は、Jリーグが主催となり、両者の対戦が初めて実現する。ドルトムントはドイツ1部リーグ5度、欧州CLでも優勝経験がある。

かつてドルトムントに在籍し、古巣との対戦となる元日本代表MF香川真司(35)は「自分にとって大切なクラブであり、ドルトムントでの経験は一生の財産だと思っています。ファン、サポーター含めて、彼らと成し遂げたことは本当に財産だと思っていますので、また日本で戦うことができることを、本当に楽しみにしています」とコメントした。

昨年のパリ・サンジェルマン戦に続く国際舞台が用意され、小菊昭雄監督(48)も「世界を代表するクラブ、そして世界を代表するトッププレーヤーと真剣勝負することで、C大阪のクラブ力が上がるということを昨年実感しました」などと対戦を歓迎した。

チケットは最高でVIP指定席の3万円で、カテゴリー5自由席は大人6900円、小中は2500円に設定された。昨年のパリ・サンジェルマン戦と比べても、全般的に手の届きやすい料金となった。

昨年は最高が35万円、最低でも大人1万円、小中高生が5000円という高額設定のためか、観客は3万2430人にとどまり、スタンドは空席も目立った。試合後、香川は「僕がここまで言う必要はないかもしれないが、やはりチケットの値段とか考え直してほしい」などと発言していた。

そのため、C大阪は今回の主催者側に、観戦に足を運びやすい料金設定を要望していたという。