昨季覇者のJ1アビスパ福岡が、J3相手に苦しみながらもPK戦の激闘の末に初戦を突破した。

前半42分、相手FKのクリアボールがDF井上聖也(24)に当たる不運のオウンゴールで先制点を献上した。だが、その井上が後半28分、汚名返上とばかりに、左CKからJリーグ初得点となる同点ヘッドを決めた。

ただ、その後も一方的に攻め込みながら、決定力不足に泣かされて延長戦でも勝負がつかず、PK戦に突入。4人全員が決めた一方で、相手が2本失敗して終止符が打たれたが、井上は「正直ふがいない試合だった。J1である以上90分で勝ちたかった。泥くさい勝ち方で勝ち上がるチームなので、決めるとこは決める質を上げたい」と反省した。

格下相手にシュート23本で1得点。中2日で迎える20日ジュビロ磐田戦へ、J1で下から2番目に少ない6得点の攻撃力改善は急務だ。

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