鹿島アントラーズがホームでFC町田ゼルビアを1-0で破り、今季2度目の4連勝で首位をキープした。

今季就任した鬼木達監督(51)は「このゴールデンウイークの中に多のサポーターが続けてくださって、その中でしっかりと勝ち切れたこと、非常にうれしく思います。本当にそこは選手の頑張りとサポーターのおかげだと思ってます」と感謝した。

風上に立った前半から主導権を握った。前半20分に開幕から全試合フル出場のDF関川郁万が負傷交代。DFキムテヒョンが緊急出場するアクシデントがありながら、ボールを保持して攻撃の糸口を探った。

相手の組織的な守備に手を焼き、ゴール前まで進入できない時間が続いたが、同39分に待望の時間が訪れる。MFチャブリッチが自陣から持ち運び、左サイドのFW鈴木優磨に展開。オーバーラップしたDF安西幸輝がボールを受けると左足クロスを供給し、ゴール前でFW田川亨介が合わせてゴールネットを揺らした。多くの人が連動した美しいゴールで先制に成功した。

風下の後半はやや受けに回り、苦しんだが積極的な交代で流れをつかみにいった。同15分にはMF柴崎岳とMF荒木遼太郎を下げて、MF知念慶とMF松村優太を投入。鈴木を左から中央に配置して起点を作った。それでも押し込まれる時間帯が続くと、同31分には田川に代えて負傷していたエースFWレオセアラを復帰させ、前線の配置も変えるなどして総力戦で耐えしのいだ。

チームは4月に公式戦4連敗を経験。そこから見事に立て直し、今季2度目の4連勝で首位に返り咲いた。指揮官は「勝負なので勝つときも負ける時もある」と前提を示しつつ「やはり負ける時は、もう単純に自分自身の力が足りない、心のところも変えなきゃいけないという思いでした」と自分に矢印を向けた。選手たちにも「優勝争いをするならば、本気で勝ち続けないといけない」と訴えかけ、一体感を生み出した。

負傷者続出で苦しい台所事情ながら、攻守に粘り強く戦い、3試合連続無失点勝利。チーム一丸で勝ち点3をつかみ取り、首位を堅持した。【佐藤成】