大分は3日、J1通算歴代3位124得点のFWウェズレイ(37)の現役引退を発表した。ブラジルにいる家族の問題と、1日の名古屋戦で左足内転筋などを負傷したことから、引退を決意した。クラブ側は、約1カ月前に現役引退の意向を伝えられていたが、チームが最下位に低迷するため、慰留に努めていた。しかし、決意が固く、意思を尊重した形となった。今後は大分で治療に専念し、治療後ブラジルに帰国する予定だ。

 ウェズレイは日本では00年から6季在籍した名古屋をはじめ、広島、大分に在籍。J1出場217試合で、124得点は外国人最多で、中山雅史(磐田)、カズ(三浦知良、横浜FC)に次ぐ歴代3位の記録。ウェズレイは「指導者やどのような形になっても大分に戻ってきたいと思います」とコメントを出した。