横浜FCのFWカズ(三浦知良=42)が11日、プロ25年目となる来季の現役続行を宣言した。前日に磐田がFW中山雅史(42)と契約を更新しないことを発表したが、中山より1学年上のカズは「現役続行がゴンの意思だと思うし、自分も同じ。来年も現役で頑張ります」と、43歳で迎えるシーズンに向けて話した。

 自らも00年に京都から戦力外を言い渡されたカズは「30歳を超えれば、僕も含めて戦力外は普通のこと」と淡々。「これまでジュビロ一筋で回りはショックだろうけど、早く次のチームが決まればいいね」と、中山にエールを送った。

 カズ自身は現段階で横浜FCと来季の契約について話し合っていないが、仮に戦力外となってもチームを探してプレーは続けるつもり。「本人がプロという意識を持ち続ければ、JリーグでもJFLでも、もっと下のリーグでもやれると思う」。中山へ、自らへ、そして多くのベテランJリーガーへ、カズは言い切った。