横浜FCのFWカズ(三浦知良、43)が、来季クラブ残留へ前向きな発言をした。5日に横浜市内で、サポーターとの懇親パーティーに出席。その後の会見で「岸野監督や強化とのここ2、3日の話し合いで、来季は自分がこだわる部分を今季よりも大事にしてくれる感触を得た」と話した。

 今季は「5分くらいしかできないと思われているのはどうか」と起用法への疑問から、ブラジル移籍を考えた時期もあった。だが4日大分戦では先発フル出場。今季3点目も決めた。一夜明けたこの日は「毎試合フル出場を約束してもらうことは無理にしても、ベストなコンディションであれば、大事に使ってもらえるという話をしてもらった」と同監督からのラブコールもあり、大きく残留に心が傾いたことを明かした。

 獲得オファーするブラジル2クラブについても「話は聞いているけど、横浜FCといい話がまとまれば、向こうに行く必要はなくなると思う」とし、重ねて残留の方向性を示した。