若手選手よ、もっとはじけろ!!

 清水のアフシン・ゴトビ監督(47)が若手選手に対し「スペシャルメニュー」を課した。鹿児島キャンプ5日目の10日、午前練習の最後に若手中心の15選手を指名し、ミニゲーム形式の追加トレーニングを指令。激しい口調で指示を出したり、勝敗によって罰走を命じるなど、チーム力の底上げに向け“特訓”を行った。

 「脱・シャイボーイ」が狙いだった。ゴトビ監督は午前練習で主力組がクールダウンに入ると、若手選手中心の控え組から15選手を指名。逆サイドのコートに自らが引き連れて移動すると、用意された小さいコートでのミニゲームを開始した。その練習内容はクールダウンとは程遠く、激しいプレスやハードワーク、球際の強さを要求した。

 前日9日の練習試合(J2東京戦)での大敗(2-6)を見逃すわけにはいかなかった。控え組は、好感触を得た主力組とは対照的に、遠慮がちなプレーでミスを連発し大量失点。監督は「(練習試合では)競り合いでシャイになっていた。日本の文化の中では若い選手たちは、おとなしくて、控えめ。私の目的としては上下関係を取り除いていくこと」と、早速対応策に打って出た。

 「特訓」を課せられた選手たちも監督からのメッセージをしっかりと受け止めた。DF村松は「根性魂をたたき込まれた。『なにくそ』って気にならないといけない」。MF竹内は「やる気はあったけど、まだまだ足りないと気付かされた練習だった」。新人のDF岡根も「遠慮をしていた部分もあった。いつもあれぐらいできるようにしたい」と、目を見開いた。

 最後にゴトビ監督が付け加えた。「若い選手に自信を持たせたい。もっと、チームの中で重要なメンバーになってほしい」と話す口調は熱っぽかった。【為田聡史】