清水はFWのレギュラー獲得を目指す高原直泰(31)が、かつてエースの座に君臨した磐田との練習試合に先発出場する。
鹿児島キャンプ6日目の11日は午前、午後とも戦術練習を主力組で調整。9日の東京戦はサブ組だったが、伸び盛りのFW伊藤が右でん部痛で欠場することもあり、1トップで出場のチャンスが到来した。ゴトビ監督は「タカ(高原)にもいい機会になるだろう」と話した。
プロ選手のスタートを切った古巣との対戦も平常心を強調した。高原は「だいぶ、体もきれてきた。ここからは、いい感じで体も動いていくと思う」と、仕上がりに自信を見せた。清水で迎える初の“ダービー”となるが「あまり意識はしていない。もちろん、点を取りたいけど、まずは楽しんでやりたい」と、笑顔で話した。
トップ下で先発が濃厚なMF小野との「ホットライン」も、ついに実現する。対外試合では日本代表として出場した06年のW杯ドイツ大会以来5年ぶり。小野は「タカは前で起点になってくれる。一緒に出たら、いいリズムでゲームを動かしていきたい」と、競演を心待ちにした。
この日の練習中はゴトビ監督から何度もマンツーマン指導を受けた高原は「しっかりしたゲームをやって、結果を出したい」。日本を代表するスター選手が真剣に定位置競争に飛び込んでいく姿は、何より刺激的だ。【為田聡史】



