なでしこリーグINAC神戸FW高瀬愛実(24)が17日、タイトル&得点王奪還を誓った。12年は20ゴールで得点王とMVPに輝いたが、翌13年はケガの影響もあり6ゴールにとどまった。14年は19ゴールを挙げ得点ランク2位。神戸市内のグラウンドで練習後、「シーズンごとに波がある。去年は(得点を)取れたが、だからこそ今シーズンは大事」と位置づけた。

 チームと個人のダブルタイトルに向けて、環境は整いつつある。今季、FW大野らが復帰加入し、現なでしこジャパン7人が所属する。「いいパスを出してくれる人がたくさんいる。(12年)得点王もこのメンバーがいて、取らせてもらった」。

 特に練習試合や紅白戦で2トップを組む機会の多い大野からは、学ぶ部分が多い。「近くでやれているのはうれしい。一緒にやることで、自分も絶対成長できると思ってます」。高瀬の大量ゴールが、チームを栄冠に導く。