FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会に臨んでいる日本代表MF田中碧(24=デュッセルドルフ)が25日、金星を挙げた23日のドイツ戦を振り返った。

「シンプルにもっとうまくなりたいと思った。勝てたのはよかったが、もっとうまくなりたいなと、久々に純粋にサッカーをして感じた。少年に戻ったようにうれしかった」

田中は先発し、後半途中に同点弾を挙げたMF堂安と交代した。

2-1でW杯史上、日本は初めて逆転勝ち。それでも田中は「(ドイツは)うまいし、強い。対等に戦えてたかというと、そうではない。勝つ、負けるではなく、内容で。フィジカルもそうだし、技術、頭の中もそう」と説明した。

27日に対戦するコスタリカは、初戦で0-7とスペインに大敗。引き分けも許されない状況だけに、前半から果敢に攻めてくることが予想される。

「後半にオープンになったところを狙うよりかは、先にこっちが点を入れないと苦しい展開になる。前半からやれればいい」

日本が勝てば1次リーグ突破の可能性もある一戦で、田中は前半から主導権を握るサッカーを目指す。

この日の日本代表は、ドーハ市内で冒頭15分間だけ公開し、その後は非公開で調整した。