名前に「ッチ」が付くプレーヤーたちが大活躍した。

37歳の大ベテラン、モドリッチ(Rマドリード)を筆頭に、コバチッチ(チェルシー)、ブロゾビッチ(インテル・ミラノ)の中盤3枚は盤石。前半36分には、ペリシッチ(トットナム)のアシストでクラマリッチ(ホッフェンハイム)が決めて、同点に追いついた。

前半2分の速攻こそゆるしたものの、焦りはなかった。同点後は危なげない試合運びを見せ、前回大会準優勝国の底力を発揮。すかさず逆転に成功すると、クラマリッチは後半に3点目を入れた。

クロアチアは、26選手中18人が名前に「ッチ」が付くプレーヤーで、監督もダリッチだ。これには、同試合を中継したABEMAのコメント欄やSNSでは「クロアチア強いッチ」「さすがッチ」「たまごっちみたいでかわいい」というユニークなコメントが並んだ。中には「ッチ選手が多すぎて覚えられない」と、頭を抱える人も。また、前半44分にリバヤが逆転ゴールを決めた際には「ッチ属じゃないだと!?」「反骨精神発揮」と、驚きの声もあがった。

「ッチ」は、ヨーロッパ語族の一語派であるスラヴ語で、「息子」や「家」の意味を持つ語。スラブ語は世界で3億人に使用される言語で、スラブ人の名前には「ッチ」が付くのが基本という。同じ東欧の国で1次リーグG組に属するセルビアは、なんとMFグデリを除く25選手が「ッチ」プレーヤーとなっている。

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