オーストラリアが06年ドイツ大会以来4大会ぶりの決勝トーナメント進出を決めた。アジア勢としては1次リーグ突破1番乗りとなった。

昨夏の欧州選手権4強のデンマークに前半は圧倒的にボールを支配されたが、必死にしのいだ。後半15分にFWレッキーがカウンターから先制点をマーク。この得点を懸命に守り抜き、1-0でチュニジア戦に続く白星を挙げた。

デンマークは今大会未勝利で1次リーグ敗退が決まった。

オーストラリア代表で、J2ファジアーノ岡山に所属するFWミッチェル・デューク(31)はこの日もスタメン起用された。2試合連続得点はならなかったが、後半に途中交代するまで前線で奮闘した。

優勝候補フランスと対戦した初戦は1-4で完敗。いきなり窮地に立たされたオーストラリアだが、そこから這い上がった。第2戦はデュークの決勝点でチュニジアに競り勝った。この勝利で息を吹き返すと、1次リーグ最終戦では引き分けでも突破の可能性はあった中で、白星を手にして自力突破を決めた。

かつてベガルタ仙台の監督を務め、現役時代にはサンフレッチェ広島でプレーしたグラハム・アーノルド監督が、母国を1次リーグ突破に導いた。