豪快な同点弾となる左足ミドルを決めたMF堂安律(24=フライブルク)が、試合後すぐ兄憂(ゆう)さん(26)に「やってやったわ!」とLINEを送った。

19年までJ3長野に在籍した憂さんは、国内でテレビ観戦。試合直後にフジテレビ系「めざましテレビ」に電話出演し「本当に興奮しましたね。有言実行(のゴール)で感動しています」と話した。

弟へ「感動したわ。おめでとう」とLINEを送ると、すぐに「やってやったわ! 日本を元気にして良かった」と返信があったという。

堂安は3人兄弟の末っ子。8歳上の長男麿(まろ)さん、次男憂さんに連れられ、幼少時代から毎朝のように近所の公園で自主練習をしていた。

初戦のドイツ戦に続き、スペイン戦でもゴールを決めて今大会2点目。

この試合の逆転弾も堂安の右からのクロスが起点となった。全2得点に絡み、2度目の大金星の立役者となった。

憂さんは「サッカーを見て泣いたことはなかったですけど、ドイツ戦、スペイン戦は涙を流しました。この勢いで(決勝トーナメントでも)点を取って、日本を勝利に導いて欲しいです。弟ながら、本当にスゴイ」と話した。

幼稚園から小学6年まで、堂安を指導したクーバー尼崎校の鈴木大人(ひろと)コーチ(51)も「何か持ってますね!」と教え子の大活躍をたたえた。

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