史上3チーム目の連覇を狙うフランス(D組1位)は、ポーランド(C組2位)と対戦。フランスがFWエムバペ(23=パリ・サンジェルマン)が全得点に絡む2得点1アシストでポーランドに快勝し、順調にベスト8にコマを進めた。

フランスは立ち上がりから主導権を握り攻め込むも、ポーランドが4-5-1の強固なブロックで応戦。0-0のまま時間が進んだ。試合が動いたのは前半44分。FWエムバペが、相手守備陣がひしめく狭いペナルティーエリア内へグラウンダーの縦パスを突き刺す。そのパスに反応したジルーが左足でネットに突き刺し先制した。

後半29分には敵陣からカウンターを発動。ペナルティーエリア左でフリーで待ち構えたエムバペが、FWデンベレのパスを受けると、落ち着いて右足を振り抜き、ポーランドの守護神・シュチェンスニのニア上を抜く強烈な1発で追加点。後半アディショナルタイムにも、エムバペがペナルティーエリア左でFWチュラムからのパスを受け、右足を振り抜く。相手DF2人の間を抜く鋭いシュートがファーの上に突き刺さり、で勝利を決定づけた。

エムバペは今大会、得点ランク1位に躍り出る5得点目。優勝した18年のロシア大会の4得点を超え、ワールドカップ(W杯)通算9得点となった。

ポーランドはエースFWレバンドフスキ(34=バルセロナ)が、後半アディショナルタイムにPKのチャンスを得る。一度はフランスGKロリスに止められたが、ロリスが早く動いたとしてやり直しに。2回目のPKはロリスの逆をつき左下に流し込み1点を返すのが精いっぱいだった。