決勝に先立ち、17日午後6時(日本時間18日午前0時)から3位決定戦が行われ、前回準優勝のクロアチアと、アフリカ勢で史上初めて4強入りしたモロッコが対戦する。賞金は3位が2700万ドル(約37億8000万円)、4位が2500万ドル(約35億円)。その差は約2億8000万円となる。FIFAランキングはクロアチアが12位、モロッコが22位。
両チームは今大会の1次リーグF組の初戦で対戦し、0-0で引き分けた。クロアチアがボール保持率で上回ったが、モロッコは粘り強い守備からの速攻で対抗した。
W杯の3位決定戦は0-0で終わったことがなく、PK戦にもつれ込んだこともない。大味な展開になることも多いが、これまでの両チームの戦い同様、緊張感のある試合が期待される。
クロアチアは初出場で3位になった1998年フランス大会以来の3位決定戦。24年前は得点王に輝いたFWスーケルのゴールなどでオランダに2-1で競り勝った。今大会はここまで6試合を戦いながら先にリードを奪ったことがないが、最後に先制点を決めて90分でしっかり勝ちきりたいところだ。
20歳のDFグバルディオルには個人タイトル獲得の可能性がある。2001年以降に生まれた若手で最も活躍した選手に贈られる「ヤングプレーヤー賞」の候補。高さと速さを兼ね備える大型DFは新スターの称号を得ることができるか。
対するモロッコはクロアチアより試合間隔が1日短く、主将のDFサイスが準決勝のフランス戦で前半途中に負傷交代。けが人が相次ぎ、苦しい状況にある。
それでも、今回も多くのサポーターが選手を後押しするはず。レグラギ監督は「勝つことで我々とファンの夢を前に進められる」と話していた。欧州、南米勢以外のチームが3位となれば、1930年第1回ウルグアイ大会の米国以来の快挙。歴史をさらに塗り替えるため、最後の力を振り絞る。
<W杯の3位決定戦>
34年 ドイツ3-2オーストリア
38年 ブラジル4-2スウェーデン
54年 オーストリア3-1ウルグアイ
58年 フランス6-3西ドイツ
62年 チリ1-0ユーゴスラビア
66年 ポルトガル2-1ソ連
70年 西ドイツ1-0ウルグアイ
74年 ポーランド1-0ブラジル
78年 ブラジル2-1イタリア
82年 ポーランド3-2フランス
86年 フランス4-2ベルギー
90年 イタリア2-1イングランド
94年 スウェーデン4-0ブルガリア
98年 クロアチア2-1オランダ
02年 トルコ3-2韓国
06年 ドイツ3-1ポルトガル
10年 ドイツ3-2ウルグアイ
14年 オランダ3-0ブラジル
18年 ベルギー2-0イングランド
※30年、50年大会は3位決定戦なし


