日本代表DF吉田麻也(28)が6日、所属するサウサンプトンに合流するため羽田空港から英国に出発した。

 6月のW杯アジア最終予選イラク戦後は日本でオフを過ごし、サッカー教室などにも参加していた。「例年よりも多少、オフも長かったし、しっかり休んで、しっかりトレーニングもできた」と、充実した表情で話した。

 サウサンプトンは今季からペジェグリーノ新監督を迎えるだけに「監督が替わってチームが少しずつ変わるので、また一からアピールしていかないと」と力を込めた。特に今季は、来年のW杯ロシア大会につながるシーズン。「4年前は(クラブで)あまり出場できず、すごく苦しいシーズンを過ごしてしまった。何よりも出場することが、フィットネスを保つためにも重要なポイント。試合に出ることでパフォーマンスを上げることに集中したい」と続けた。

 8月31日には、勝てばW杯出場が決まるホームのオーストラリア戦が控える。そこで出場権を獲得できなければ、予選最終戦となる9月5日のアウェー・サウジアラビア戦に持ち越し。「サウジアラビア戦に追い込まれた状態で、アウェーで戦わないといけないというシチュエーションは避けたい。次の試合で勝ち点3を取らないといけない」と話していた。