前回ブラジル大会で3位のオランダがアウェーでベラルーシを3-1で下しこの日の予選敗退は何とか免れたが、4大会連続のW杯出場はほぼ絶望的となった。

 前半24分、左サイドからのFWバベル(ベシクタシュ)のクロスをファーでロッベンが左足で落とし、詰めていたMFプレパー(ブライトン)が右足で蹴り込んで先制。後半10分に左クロスをDFボロトコ(ボリゾフ)に押し込まれて同点に追いつかれたが、同39分、相手ハンドで得たPKをロッベンが左足でゴール左へ突き刺して勝ち越し、同ロスタイムにはほぼ正面の好位置のFKをFWデパイ(リヨン)が鮮やかに決めて突き放した。

 試合前にスウェーデンがルクセンブルクに8-0で大勝し、後半10分に1-1に追いつかれた時点では予選敗退の危機を迎えていたが、ロッベンのPKなどで勝利して望みをつないだ。

 A組はブルガリアを1-0で下したフランスが勝ち点20で1位、同19のスウェーデンと続き、オランダは同16で1位の可能性は消滅。最終節でのスウェーデンとの直接対決でプレーオフ進出を目指すが、得失点差はスウェーデンが「+19」でオランダは「+7」と大きく引き離されているため7点差での勝利が必要となり、予選突破はほぼ絶望的な状況となった。