今季、復活を果たしたインテルミラノの日本代表DF長友佑都(31)に、27日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトは新しいという意味の「NUOVO」をかけて「混乱を引き起こす選手から、グラディエーターへ。インテルはYUTO NAGANUOVOだ」と見出しを立てて特集した。

 昨季はほとんどの試合でベンチ入りしたものの、わずか16試合にしか出場していなかったが、今季はスパレッティ新監督の下で本来の輝きを取り戻し、10試合のうち8試合に出場と左サイドバック(SB)のレギュラーを勝ち取った。3-2で勝利した24日のサンプドリア戦でも先発し、後半39分の交代時にはスタンディングオベーションが起きるほど好調を維持している。「日本人選手は開幕前に他のクラブへ移籍するところだった。しかし、スパレッティ監督がよみがえらせ、今は観客から大きな拍手を受けるようになっている」と大絶賛された。

 また、インテルミラノの現役選手では、216試合に出場したGKハンダノビッチに次ぐ、チーム2番目の205試合に出場していると紹介。31歳とベテランの域にさしかかった長友について「30歳を過ぎてもユウトは常に成長して何かしらの意義を見いだす方法を見つけ出しているようだ。スパレッティ監督の下で、他の選手とともに以前よりも結果を出してきている。世界最高の左SBにはならないだろうが、そこで一定の結果を出すことを保証はできるだろう」と報じた。