試合前にマルセイユ(フランス)のDFエブラが一発レッドで退場となった。

 ゴール裏のスタンドからピッチの広告看板の裏に下りてきたマルセイユ・サポーターに駆け寄って口論し、そのうちの1人に左足キックを浴びせた。その後、エブラはチームメートらに抱えられて落ち着きを取り戻したが、主審はこの行為に対してレッドカードを与え、試合前に退場という前代未聞の珍事となった。エブラは、この試合はスタメンではなくサブメンバーとしてベンチ入り予定だった。

 試合は後半35分にMFウルタードのゴールで先制したギマラインス(ポルトガル)がそのまま1-0で逃げきった。DF酒井宏樹は後半31分から右サイドバックで出場。失点シーンではクロスに反応したウルタードに前に入られ、ヘッドで競り合ったが防ぎきれなかった。

 マルセイユは2勝2敗の勝ち点6で、首位ザルツブルク(オーストリア)に2差の2位。初勝利を挙げたギマラインスは1勝1分け2敗の勝ち点4でコンヤスポル(トルコ)と勝ち点で並んだ。