MF香川真司がフル出場しアシストも決めたが、ドルトムントはバイエルン・ミュンヘンに1-2で競り負け、8強進出はならなかった。

 前半12分にBミュンヘンが先制した。左サイドからのFKをコロンビア代表MFロドリゲスが左足でゴール前に上げると、ファーでフリーとなったDFズーレが頭で狙ったがクロスバー直撃。しかし、こぼれ球をDFボアテングが冷静に頭で押し込んだ。さらに同40分、FWミュラーがポーランド代表FWレバンドフスキとのパス交換で右サイドを突破し、飛び出してきたGKビュルキの頭上を越えるループシュートを決め、Bミュンヘンの2点リードで前半を折り返した。

 ドルトムントは後半32分、ペナルティーエリア左外でパスを受けた香川がチェックにきた相手DF2人を見事なフェイントでかわし、左足でやわらかいクロスをファーに送るとFWヤルモレンコが頭で流し込んで1点差に詰め寄ったが、反撃もここまでだった。