昨季限りで現役を引退し、ローマの幹部となったフランチェスコ・トッティ(41)は、現役最高の選手はバルセロナのアルゼンチン代表FWメッシだと話した。

 ドバイで行われたグローブサッカーの式典でキャリア賞を受賞したトッティは、大金を使って選手を獲得する現状のサッカー界について否定的な意見を述べた。「今は金のことばかりを考え、若い選手たちのことが、あまり考えられていない。下部組織にも外国人選手が多すぎる。私がプレーしていた昔の方がよかった。私がサッカーを始めた頃とは全てが違っていた」と話した。

 最近10年でバロンドールをお互いに5度受賞したメッシと、レアル・マドリードのポルトガル代表FWロナルドについて「他の選手とは別格のレベルだ。もっと年俸を受け取ってもいいくらいだ」と大絶賛した。だが「けれど、ネイマール(パリサンジェルマン)の2億2200万ユーロ(約300億円)というのは度を越している」と世界最高額の移籍金でネイマールを獲得したパリサンジェルマンの金銭感覚を批判した。

 また、現役最高の選手について質問されると「私はメッシだと思う。ロナルドも強いけどね」とコメントした。