マンチェスター・ユナイテッドのモウリーニョ監督が、リバプールのクロップ監督は前言を撤回するような行動をしたとかみついた。30日の英紙サンが報じた。

 クロップ監督は以前マンUのポグバの8900万ポンド(約132億円)という移籍金に対して、それほどの金額を費やさなければならないようであればサッカー界から身を引くと発言をしていた。しかし、リバプールはDFファンダイクをサウサンプトンから7500万ポンド(約117億円)で獲得。モウリーニョ監督は報道陣に「もし私が君たちだったら、1年前の彼のコメントについて聞いてみるけどね。彼(クロップ監督)はリバプールに就任する際、監督として自身のクオリティーを信じていると話したし、実際にそうだろう。それに自身の仕事に対しても信頼していると口にしていた。でもそれだけでは優勝することができないと気がついたんだと思う」とコメントした。「彼らは移籍市場のクレイジーなレベルに気がついたんだ。4000万ポンド(約62億2000万円)で入札していたら、サウサンプトンは放出しなかっただろう。シンプルなことで、それが現実だ」と続けた。

 クロップ監督は1年前「1億ポンド(約155億円)かかる選手を獲得してもその選手が故障したら、すべての物ごとが煙突をくぐるようなものだ。そのようになってしまったら、私はサッカー界で仕事をしていないだろう。なぜなら試合はみんなでプレーするものだからだ。サッカー界の誰もがそれを理解しているはずだ」とコメントしていた。