エイバルMF乾貴士(29)はRソシエダード戦で2試合ぶりの先発、左サイドを主戦場に攻守のバランスをとりながら後半33分までプレーした。試合は0-0で引き分けた。後半28分には2度チャンスをつくるも、味方と息が合わずに得点には結びつかなかった。

 乾は自分が呼ばれなかった日本代表の2試合も見たという。「最大の収穫は(中島)翔哉が出てきたこと」と同ポジションのライバルを称賛。「若いのにあれだけできるのは能力や才能。自分より上だと思っている」とさえ話した。また、次戦は移籍先と伝えられるベティスが相手。「移籍にかかわらず、やることをやるだけ」と話すにとどめた。試合前にはリーグの会長が乾はベティスに行くという旨を口走ってしまうハプニング。これには閉口気味だった。(山本孔一通信員)