イングランド代表DFハリー・マグワイア(26)が5日にレスターからマンチェスターUに8800万ユーロ(約110億円)で移籍し、移籍金世界最高額のDFになった。これを受けてスペイン紙マルカ(電子版)は移籍金世界最高額のベストイレブンについて、伝えている。

それらの移籍は全て過去3年以内に行われ、全選手とも27歳以下の時だった。

国別では11選手中6選手がプレミアリーグ所属となっている。マンチェスターCとマンチェスターUが各2選手、チェルシーとリバプールが各1選手。その他、バルセロナ、パリサンジェルマンが各2選手、バイエルンミュンヘンが1選手で、近年チャンピオンズリーグ3連覇を成し遂げたレアルマドリードからは1人も出ていない。

GKはスペイン代表ケパ・アリサバラガ(24)。18年夏にビルバオからチェルシーに8000万ユーロ(約100億円)で移籍した。この1週間前に7500万ユーロ(約93億7500万円)でローマからリバプールに移籍したブラジル代表アリソン(26)を抜いた。

右サイドバックのトップはイングランド代表カイル・ウォーカー(29)。17年夏にトットナムからマンチェスターCに5670万ユーロ(約70億8750万円)で入団している。

CBトップはマグワイア。2位は17年12月にサウサンプトンからリバプールに8500万ユーロ(約106億2500万円)で移籍したオランダ代表ファイジル・ファンダイク(28)。

左サイドバックの世界一はフランス代表リュカ・エルナンデス(23)。今夏、アトレチコ・マドリードからバイエルンミュンヘンに8000万ユーロ(約100億円)で移籍した。

MF3位はスペイン代表ロドリゴ・エルナンデス(23)。今夏、AマドリードからマンチェスターCに7000万ユーロ(約87億5000万円)で移籍。スペイン人選手としてはケパに次ぎ移籍金第2位、守備的MFとしては世界一となっている。

MF2位はオランダ代表フレンキー・デヨング(22)。今夏、アヤックスからバルセロナに7500万ユーロ(約93億7500万円)プラス出来高1100万ユーロ(約13億7500万円)で入団した。

MFの世界最高額選手はフランス代表ポール・ポグバ(26)。16年夏にユベントスから古巣のマンチェスターUに1億500万ユーロ(約131億2500万円)という高額で移籍した。今回のベストイレブンで最も古くに移籍した選手であるが、約3年が経過した今でも、MFでこの移籍金を超えるものはいない。

FW3位はブラジル代表コウチーニョ(27)。18年1月、リバプールからバルセロナに移籍金1億2000万ユーロ(約150億円)プラスで出来高4000万ユーロ(約50億円)で入団した。

FW2位はフランス代表キリアン・ムバッペ(20)。17年夏にモナコからパリサンジェルマンに1億8000万ユーロ(約225億円)で移籍。今回のベストイレブンで最年少選手である。

FWトップはブラジル代表ネイマール(27)。ムバッペ同様、17年夏にバルセロナからパリサンジェルマンに2億2200万ユーロ(約277億5000万円)の史上最高額で移籍した。また唯一移籍金2億ユーロ(約250億円)の壁を超えた選手でもある。

(高橋智行通信員)