スペイン紙エル・ムンド(電子版)は9日、レアル・マドリード所属のスペイン代表DFセルヒオラモス(33)がオーバーエージ(OA)枠で来夏の東京オリンピック(五輪)参加を望んでいると報じている。

同紙によると、セルヒオラモスは来夏、フル代表で欧州選手権を戦った後、そのまま五輪に参加することを考えているという。

セルヒオラモスはこれまでにスペイン代表でワールドカップ(W杯)1回、欧州選手権2回、Rマドリードで欧州チャンピオンズリーグ4回の優勝などを成し遂げている。さらに12日のノルウェー戦に出場した場合、イケル・カシリャスを抜き、代表キャップ168回で単独でのスペイン代表史上の最多出場選手となる。一方、五輪に出場したことは1度もない。

五輪の出場権を獲得したU-21スペイン代表を率いるルイス・デラフエンテ監督はそのことについてスペインのラジオ局オンダ・セロの番組で「セルヒオラモスが五輪に出場したいというのは我々にとって光栄なことだよ。しかし私は今そのことを考えていない。まだ先のことだからね。その時が来たら考えるよ。私はラモスに敬服しているし、彼が我々と一緒にいるのを望んでいることが本当にうれしいよ」と言及している。

過去、スペイン代表ではジョルディ・アルバやフアン・マタ、ハビ・ロドリゲスが2012年のロンドン五輪にオーバーエージ枠で参加している。(高橋智行通信員)