レアル・マドリード所属のロドリゴが6日、欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグA組第4節ガラタサライ(トルコ)戦に出場し、18歳301日の若さでハットトリックを記録した。

このことについてスペイン紙アス(電子版)は6日、フェネルバフチェ(トルコ)相手に18歳340日でハットトリックを記録した当時マンチェスター・ユナイテッド所属のルーニーを抜き、ロドリゴが欧州CL史上2番目の最年少ハットトリック記録選手になったと報じている。

同大会のハットトリック最年少記録保持者は同じRマドリードでプレーしたラウルで、フェレンツヴァロシュ(ハンガリー)相手に18歳113日の若さで成し遂げた。

しかしロドリゴの記録はこれにとどまらない。なぜなら欧州CLで“完璧なハットトリック(右足、左足、頭でのゴール)”を達成した欧州CL史上最年少選手になったためである。ロドリゴはガラタサライ戦、左足で1点目、頭で2点目、右足で3点目を決めていた。

一方、これまでの同記録保持者はパリ・サンジェルマン(フランス)のムバッペで20歳306日だったため、ロドリゴは大きく上回ったことになる。そのほかでは、オーウェンが20歳312日、ベンゼマが22歳354日、ケインが24歳60日、エトーが24歳237日で続いている。

ロドリゴはガラタサライ戦後、「とてもうれしいし、レアル・マドリード入団時に予想していたよりも全てが日々とても速く過ぎ去っているのは本当だ。でも僕は落ち着き、毎日仕事に取り組み続けることを目指しているよ」とコメントした。

ホームスタジアム、サンティアゴ・ベルナベウで自分の名前が叫ばれたことについては「ベルナベウで僕の名前が呼ばれるのを聞くという夢がかなったよ。非常に満足しているし、とても幸せな夜だ。でも冷静になる必要がある」と語った。(高橋智行通信員)