欧州サッカー連盟の実行委員を務めるラース・クリスター・オルソン氏は、新型コロナウイルスの影響について「2~3年は受けるだろう」との見解を示した。30日付の英BBC電子版が報じた。

新型コロナウイルスの影響で各国のリーグ戦が中断している。ドイツやスペイン、イタリア、イングランドなどは再開を目指す一方で、フランスリーグは打ち切りの方針を発表した。また、欧州CLや欧州リーグは8月での集中開催を目指している。代表戦では欧州選手権が来年に延期されている。

同氏は今季の欧州CLや欧州リーグについて「8月までに終われば、今季の終了を意味するので問題ない。だが、(8月の開催は)少なくとも5月末までに決定しなければならない。そうしなければ、来季の予選も開催できない」と、早めの決断が必要だと明かした。

一方で「2~3年」は新型コロナウイルスの影響を受ける可能性があることも示唆した。「現状のように深刻な状況が続いた場合、代表戦の日程に問題が出ることは間違いない。いくつかの大会が年単位で延期された場合、(22年11~12月開催の)W杯カタール大会開催へ向けて、国内や国際試合を絞らなければならない。我々は待つ必要がある。ビジネスにも影響を与えるだろう」とコメント。サッカー界のカレンダーに多大な影響を与えることも視野に入れている。