レアル・マドリードからマジョルカに期限付き移籍中の日本代表MF久保建英(19)とBチームのカスティージャに所属するU-23ブラジル代表MFヘイニエル(18)にオファーが殺到しているとスペイン紙マルカが17日に報じた。

久保については来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場を目指すスペイン1部の数クラブがRマドリードに問い合わせ。シーズン中のパフォーマンスにより久保の価値が再評価されているという。

同紙は具体的な名前を挙げていないが、来季の欧州CL出場に向けてトップ2のバルセロナとRマドリードの出場がほぼ確実で、残り2枠をセビリア、レアル・ソシエダード、ヘタフェ、アトレチコ・マドリード、ビリャレアル、バレンシア、グラナダなどが争っている。

ヘイニエルについては、Rマドリードと良好な関係を維持するドイツのレーバークーゼンが期限付き移籍での獲得を積極的に狙っているとのこと。またスペイン国内ではレアル・ソシエダードとバリャドリードの2クラブの名前が挙がっている。

ヘイニエルがレーバークーゼンに期限付き移籍する場合、二重国籍取得に問題がある。なぜならEU圏外枠の選手がスペイン国籍を取得する場合、2年間継続してスペインに居住する必要がある。ヘイニエルは今冬、マドリードに来たばかりで、まだ1年以上スペインに住まなければいけない。

RマドリードはEU圏外枠の選手(ビニシウス、ミリトン、ロドリゴ、ヘイニエル)のスペイン国籍取得を急いでいるという。この中で今夏、スペイン居住から2年が経過するビニシウスが最初に手続きに入ると伝えられている。

(高橋智行通信員)