バレンシアが27日、新監督としてハビ・グラシア氏(50)と2年契約を結んだことをクラブの公式サイトで正式発表した。

バレンシアは6月29日、今季のスペイン1部リーグ残り6節で8位と成績不振のアルベルト・セラデス監督を解任した。今季終了まではボロ(サルバドル・ゴンサレス)氏が暫定的に監督を務めたが、最終的に9位でリーグ戦を終え、来季の欧州カップ戦出場権獲得に失敗していた。

ハビ・グラシア氏はこれまで、ビリャレアルB、カディス、オサスナ、マラガ、ルビン・カザン(ロシア)、ワトフォード(イングランド)などで監督経験がある。

ハビ・グラシア氏は就任発表の際に「この素晴らしいクラブ、この美しい町にいられることがとてもうれしい。すぐに仕事に取り掛かりたいと思っている。我々は全ての人々にとって困難な時期を過ごしている。健康が最も重要だが、論理的に我々はプロフェッショナルとして、サッカーについて考えており、人々がより良い気分になれるように、自分たちの仕事を役立たせたいと思っている。個人的には、バレンシアのようなクラブで指揮を執れることに大きな誇りに感じている」とコメントしている。(高橋智行通信員)