フランス1部リーグで13日、DF酒井宏樹とDF長友佑都が所属するマルセイユは、敵地で昨季王者のパリ・サンジェルマン(パリSG)を1-0で破った。酒井は右サイドバックでフル出場し、勝利に貢献した。新加入の長友はベンチ入りしたが出番はなかった。

終了間際には乱闘で両チーム合わせて5人が退場。パリSGはネイマール、クルザワ、パレデスの3人、マルセイユはベネデット、アマビの2人が退場処分となった。

後半ロスタイム、ネイマールがアルバロを倒したところから始まり、お互いが口論。その直後、パレデスとベネデットがハイボールの競り合いから乱闘になった。そのプレーとは関係のないクルザワとアマビも殴り合いのけんかをし、この2人は一発レッド。パレデスとベネデットもお互い2枚目のイローカードで退場となった。最後にVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)により、ネイマールがアルバロの後頭部をたたいたことが確認され、ネイマールにもレッドカードが出された。

試合後、ネイマールは怒りが収まらず、自身のツイッターで「唯一、後悔しているのは、あのろくでなしの顔面を殴らなかったことだ」と投稿。さらに人種差別を受けたことを明かし、「VARが僕の攻撃を捉えるのは簡単だけど、人種差別主義者が僕をサルと呼んでいる場面をVARで見てみたいね」と記した。