マンチェスター・シティーが来年6月30日で契約の切れるバルセロナ所属のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)に対し、来夏も2つのプランのオファーを準備していると、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が14日に報じた。

メッシは現在、ジェゼップ・マリア・バルトメウ氏を筆頭としたクラブ理事会が総辞職したため、来年1月24日に実施される選挙後に決定するバルセロナ新会長にクラブの将来のプロジェクトおよび、そのために何を準備しているのかを直接聞くことを待ち望んでいるとのこと。

そんな中、ムンド・デポルティボ紙は米スポーツ専門放送局ユーロスポーツのディーン・ジョーンズ記者の情報をもとに、メッシが今夏バルセロナ退団の意思を正式に表明した際、移籍先の有力候補の1つになっていたマンチェスター・シティーがメッシ獲得に向けて再び名乗りを上げること、そしてプレミアリーグでプレーさせた後、ニューヨーク・ヤンキースと共同出資で設立した米ニューヨーク・シティーに所属させるという内容のオファーを出す準備をしていることを伝えている。

同メディアによると、メッシがニューヨーク・シティーでプレーし、ニューヨークで生活するというオプションに魅力を感じると確言している。

いずれにしても、メッシの去就はバルセロナの新会長が決定し、話し合いが行われた後に決まることになるだろう。(高橋智行通信員)